抵抗の色・緑色

胃の穴がひとまず塞がったと思われる。食物を平然と飲み食いし、風を心地よく感じられることが、これほどまでに尊く感じられたことは今までなかった。 色をほしくなった。 100円ちょっとの色付きボールペンがノートを順々に彩れば、虹のように綺麗だと思う。…

眼痛一歩前進

長年、目の奥の痛みに悩まされ続けている。 しかし先日、右の鼻からサラッとした洟が出て、痛みが一時的に引いた。 かなりはっきりとした現象だったので、病気特定の有力な手がかりになりそう。 今度の眼科で話してみる。 胃痛、耳痛との兼ね合いで、白湯を…

天才

知の魅力に取り憑かれている僕は、見賢思斉、当然のように天才を憧憬する。 天才に関する本は、何冊か読んだ。アインシュタインの言う通り、僕と彼は同じ直線上の人間であることが分かった。 有酸素運動・ウォーキング 読書 芸術 専心・継続 異端・疎外 多彩…

泥濘

蜘蛛の巣に捕らわれたら、眠る方が一層増しだ。 欲とは人間の行動源である。無気力を学習すると、ぬかるみからは出ようともしなくなる。 僕はそんなぬかるみにいる。心の抑圧が何年も続いて、逃れたいという気持ちが霧の中に消えた。 けれど時々思い出して、…

名づけについて

掴みどころのない気持ちがあった。 その心情はどうやら、内祝いに書かれた、親戚の子の命名から来ていた。 漢字2文字で、総画9画。一見での読みはやや難しい。 第一印象で違和感があった。考えるに、読みが一番馴染まなかった。 その子の立場のもしもを思う…

罪悪・天邪鬼

傲りが恥を生んだ。 人一倍世間に文句があった。講義室のマイクの音量が大きく苦しんだ。 瑕を糾弾しただけ自己嫌悪に跳ね返る。喋ることもままならず、本に逃げ込んだ。 高校の頃、部活をきっかけにTwitterを始めた。ビクつきながら、澄ました不器用な呟き…

最善解釈

不機嫌の原因を当人の個に求めることは、良い結果を導かない。 満たされている者は犯罪者にならない。周りに怒りを振りまく者は、お腹が空いていたり、病の痛みに晒されていたり、社会的に無知であったりする。 僕はこれを、法学の「無罪推定の法則」になぞ…

親の責任の範囲について

僕はときどき、他責の空想をする。 親はまた、親を持ち、運命づけられたかのように、因果は僕というものを形成した。大雑把に言えば、望んで生まれた者は無く、完全な強制でもって子を生む者も無い。 けれども、情報の海が僕に可能性の空想を与えて、もしも…

退屈は純粋な退屈のままに

退屈を退屈で上塗りすると、脳は休まらず、判断力等が低下する。 スマートフォンデトックスを始めようと思うが、あわよくばPCも含めたコンピュータから距離を置きたい。 脳の過労 常に情報を得るなら、刺激がのべつ幕なしにやってくるので、脳が常に可能性を…

スマートフォンデトックスの会

退屈に退屈を上塗りする日々にもう耐えられない。何かを大きく変えなくてはならない。 この折に、スマートフォンデトックスに挑戦してみようと思う。 現状、スマートフォンでしていることは以下。 特に頭を使わないゲーム ゲーム配信視聴 調べ物 ときどき予…

退屈は埋まっているようで埋まっていない

気づけば活動の大半が、仮初めの娯楽に占められている。 テレビ、スマートフォンゲーム、SNS。挙げられるそれらどれもが、退屈しのぎのように見えて、実は退屈それ自体である。 だから過去に思いを馳せる。国の危機に奔走するは、現代のぐうたらで貧弱な若者…

Chrome拡張機能に星1レビューが届いた

今日は少し気分がいい。 Gmailを久しぶりに開いたら、昔作ったChrome拡張機能に星1のレビューが届いていた。 その拡張機能というのは、Pixivのブックマークにおいて、ランダムなページに飛べるようにするもの。 URLの末尾に「?p=3」みたいにページ数があると…

目で得て点で線で面で形成して

前に言った通り、存在意義なりうるから、この曲を聞きました。 頻氏の「目で」です。 現代美術館に行ったときに感じるような情緒が感じられます。 僕も少し前に、絵の練習をしてみたことがありました。ただひたすら沢山書くと、多少綺麗な線が汚くなって、そ…

好きな言葉発表

陸離 ―― その陸離する瞳を見つめて 膾炙 ―― 彼の楽曲はSNSを通じて瞬く間に人口に膾炙した 呑吐 ―― 日に5万の客を呑吐する大型船舶 どぎまぎ ―― 僕は、言葉に詰まってどぎまぎした 幾星霜 ―― あと幾星霜経れば、人類は争いを止めるのだろう 陰日向 ―― 彼女は…

勉学の悪魔がささやく

ときどき吐き気が起きる。条件は釈然としない。 だが、身体や心にかかる負荷と関係がありそうなのは確かだ。 ある日、耳が聞こえにくいことに気づいた。それから、その不安を実現するように、耳鳴りも起こるようになり、恐怖から急いで耳鼻科にかかった。 第…

穴埋め問題もしくは音読

漢検準一級の勉強をしている。 少し勉強方法の見直しをしてみる。 今までは、穴埋め問題を作って、復習していた。 しかし、単に例文を音読する方法も、検討の余地があるかもしれないと思ってきた。 なぜかというと、穴埋め問題は、実際、穴が空いた状態の文…

痛みによる怠勉は甘えか否か

疲れや痛みのあるときにする勉強や読書は、夢のキャンバスのような想像は広がらないけれど、多少なりとも覚えるべくことは覚えている。時間を欠けた分だけ、賢くなると言われているけれども、痛み等の健全に刃物を突きつけてまで、勉強や読書をするべきなの…

セカンドオピニオン

小さい精神科クリニックに通っているが、そこの医師との関係があまりよくない。 内科からの紹介状を持って診察を受けた。僕はハローワークの側から、仕事に関して聞いてみるよう勧められていたから、診察の最後に聞いてみた。すると、「まだちょっと話したぐ…

語彙を増やす方法について

語彙を増やす方法の一つは、文豪たちの小説を読むことです。 岩波文庫の緑や赤、新潮文庫、文春文庫、等々の名作を、一冊ずつ読んでいくと、語彙がつきます。 図書館などでパラパラと開いて、分からない語彙のレベルがちょうどよい物を選びます。 新しい語彙…

完璧主義は全部跳ね返ってくる

理想が高いと、他人の粗にすぐ目がいく。 心は、脳の中で勝手に揚げ足を取る。 なんて下手で滑稽な授業なんだ。それは、心の中で反面教師として対称化される。では自分は、そう言えるだけの実力や高い志を持っているのか? 僕は受験に関心の持てない無邪気で…

死よりも怖いことなんて、幾らでもある

これまでずっと、自分自身のことを、ポジティブだと思ってきた。そうやって苦難にもめげずに、大学では首席を取ったのだった。 しかし、周りから見れば、ネガティブなのだという。 最近、それに気づいてきた。 今夏。帰省の際に、親戚から「何でも大抵死ぬわ…

痛みについて

病院に行っても解決しない痛みがつらい。 痛みを人に伝えても、同じことの繰り返しになって、非難される。何度も痛みを訴える人間に対する優しさとはなにか、僕自身もわかっていない。 病院を変えるべきかもしれない。大きい病院に。 様子見が長く続く医師は…

客観視

まず、世界が丸ごと入ってしまいそうな、この私たち脳の中に、人格が一つしかない、ということが奇妙なことだ。 「自分を客観視できてない」というのは、否定的な言い回し。 それで、ある程度分別もついた今では、一日で数えてかなり長いあいだ、客観視が働…

多重私生活

家内の会話がどうしてか、華がないので、注意深く観察することにした。 会話には色んな形態があるように思われる。僕の家内の会話は、楽しい会話のためのなにかが欠けている。 僕自身と父に関して言えば、与えられた主張に対して、はじめ否定から入る傾向が…

凡人でもできる価値のあること

以前の記事で、日常な些事がどれもこれも無価値に思えてしまう話をした。 そんな中では、凡人である僕のような人間は、何も価値のあることをできないように思われた。 しかし、一つ思いついた。 ただ一つ思いついたのが、「マイナーな創作物・作品の感想を書…

感想 【2ch有益スレ】人生狂ってわかった絶対にやるなってこと【ゆっくり解説】

以下の動画を見た感想を書く。 www.youtube.com ドロップアウト組 僕は、ドロップアウト組の中に入ると思う。その組の中で言えば、自称上の下くらいか。 簡単に言えば、「うつで大学院を中退して約3年、定職に就かずにいる」。 おまけに、精神疾患は今現在も…

はかなく無価値な世界へようこそ

考えてみれば、世間のささやかな話題はほとんど、取るに足らないものだ。 そしてそれを愛せない、僻んだ人間になってしまった。 millstones氏の『キップル・インダストリー』に深く膝を折るような人間なのだから。 何を隠そう、僕はおそらく精神疾患を持って…

実生活の充実性とブログ生成

世間のブログを眺めると、読書やら、映画、技術、生活の知恵、行事、ご飯、イベントなど、実生活が充実してるがゆえの内容が見られる。 当然だ。ブログは、もともと「日記」を起源としているから。 それなら、のっぺりと隆替のない、生きているのか死んでい…

凡人性・嘔吐

僕には悲しいことがある。 いつも残念なことばかり言ってしまう。 例えば、会話を考えてみよう。小説のように、脳内で言葉のやり取りを考えてみよう。 すると、本当に陰気臭い返答ばかり出てくるから嫌になる。理想とははるか遠い僕のコミュニケーション生成…