痛みについて

 病院に行っても解決しない痛みがつらい。

 痛みを人に伝えても、同じことの繰り返しになって、非難される。何度も痛みを訴える人間に対する優しさとはなにか、僕自身もわかっていない。

 病院を変えるべきかもしれない。大きい病院に。

 

 

 様子見が長く続く医師は苦手だ。手立てがもうないなら、大きい病院にすぐ回してほしい。

 もちろん、医師も大変なのは分かっている。日に幾十の人を診る。医師といえど、同じ人間で、はじめの頃は初心者だということも。

 セカンドオピニオンを、積極的に使いたい。日本人の性質と、セカンドオピニオンの実行が、噛み合っていない。アメリカのように、ズバズバと主張できたら、通院を辞めるのも、楽なのだろう。

 

 

 子供の頃の、些細な痛みは、何のことはない。

 大人になってからの、真綿で首を絞めるような、じわじわとくっついて離れない痛みは、とらえどころがないから、対処も難しい。

 挙句の果てには、聴力や視力、思考力を奪っていく。簡単にいえば、取り返しのつかないダメージをもたらす。

 

 痛みは絶対に無視できない。病院の医師が悪い意味で微妙なら、一刻も早く変えなければならない。

(無論、素人がどうして分かろう)

 

 余談だが、中学生のとき、体調不良の同級生を、仮病じゃないかと疑って掛かったことがあった。苦しくて、周りに全く理解されないときには、いつもこのことを思い出す。心の奥底から謝りたい。