この吐き気は、いよいよ精神の状態とは関係のないように思えてきた。
安心したときに和らぐのは、母の愛撫が転んだ傷を癒やすような、単なる安らぎの力だったのではないか。
文章を書いてどうにかなるのも、気を紛らわしていられただけではないか。
したがって、私はここからすぐ、胃腸科へ行って、胃や腸の状態を見てもらおうと思う。もし何かあれば、私は青天白日の身となり、対処という希望を見出す。
目や耳や肌と違って、口や胃は、生存そのものであった。
もちろん光を見るよ。
走馬灯が今から見えるなんて、言わないよ。
なんだか、親が当たり前のように接してくれて、当たり前のように深く理解してくれないことが、こんなにも素晴らしいことだとは思わなかった。
平然と病症を突き止め、平然と直して、人並みの生活になれば、私は大満足です。父母は、普通に不完全で、普通でない愛を注いでくれていたことに気づいた。
私はもうこの話しぶりに笑っているよ。
ともかく、胃カメラ大腸カメラやろう! 最初は診察を受けよう。今この文章を書いていたら、悪心も落ち着いてきたから、明日にでも行ける。